2024年度事業 【自主事業】
東北圏のヘルスケア分野における新たな取り組みの現状と課題
調査報告書人口減少・少子高齢化地域政策・地域経済社会課題解決DX新産業創出2024年度ヘルスケアフレイルPHR
背景
- 内閣府の令和5年版高齢社会白書によれば2022年10月1日現在の65歳以上人口は3,624万人、総人口に占める割合は29.0%と世界一の高水準となっている。こうした中、高齢化率が男女とも全国を大きく上回る東北圏では、高齢者の健康寿命を延ばし介護費用や医療費の削減することが求められている。こうしたことを受け、国内ではICT等を活用したテクノロジーとヘルスケアを組み合わせたヘルステックの研究が進み、自治体によるフレイル予防に対する支援事業も広がりを見せている。
目的
- 高齢者比率が全国で最も早いスピードで進展する東北圏においては、ICT等を活用したヘルステックの浸透や自治体によるフレイル予防に対する支援拡大が喫緊の課題となってきている。
- 本調査では、こうした取り組みに関する文献調査に加え、全国および東北圏において先進的な取り組みを行っている自治体および地域プロジェクト、研究機関、医療機器メーカー、医療系スタートアップ等に対しヒアリング調査を実施し、その現状と課題を明らかにするとともに、東北圏を始めとする全国の自治体や企業、経済団体等にとってあるべき新たなヘルスケア分野の取り組みの姿とその実現に向けた処方箋を提示することを目的とする。
概要
【調査対象(予定)】
- 自治体
- 地域プロジェクト(弘前大学岩木健康増進プロジェクト 等)
- 大学・研究機関
- 医療機器メーカー
- 医療系スタートアップ
【調査手法】
- 文献調査およびヒアリング調査による
【到達目標】
- 東北圏においてICT等を活用したヘルステックの浸透や自治体によるフレイル予防に対する支援拡大を図るための人材面、資金面、技術面などにおける様々な課題を抽出し、その克服へ向けた処方箋を提示することを目指す。
情報発信
報告書