公益財団法人 東北活性化研究センター

報告書検索

平成29年度事業 【自主事業】
地域観光戦略プログラム

産業活性化社会インフラ調査報告書地域政策・地域経済地域観光振興地域資源活用平成29年度

[事業目的]

東北では、人口減少が深刻化する中で、「交流人口の拡大」は地方創生・地域振興を進める上での主要テーマの一つとなっており、各地で観光振興の取組みが活発化している。

一方、観光ニーズが個別化・多様化する傾向にある中、今後、地域の観光を振興するには、その地域固有の多様な資源を活用したユニークな観光サービスを組立てる必要があり、そのために、従来の観光関連事業者だけではなく、様々な業種や住民等が広く参加し、地域づくりの取組みと一体化して、自ら観光資源の掘起しやマーケティング・PRなどの活動を行うなど、地域一体となった観光推進体制を整備する必要があると指摘されている。

こうした中、地域の多様な人々が参加する地域主体の観光推進体制としてDMO(※)が関心を呼んでおり、当センターとして、DMO構築を含む新たな地域観光戦略づくりを支援することとした。
※ DMO:「Destination Marketing/Management Organization」の略

[進め方]

当センターは、一般社団法人DMO推進機構 代表理事(事業構想大学院大学 客員教授)の大社充氏の協力を得て、平成28年度下期より岩手県雫石町のDMOづくりに関わる支援に着手した。

平成29年度は、雫石町で多様な町民を集め組織した「観光戦略推進会議」を主体にして、DMOの組織化に向けた人材育成策や雫石町における観光戦略・アクションプラン策定に向けた検討会やマーケティング調査等を実施した。

[概要報告]

●雫石町来訪者アンケート調査の実施
7月中旬〜8月中旬にかけて雫石町を訪れた観光客を対象に、留置調査(宿泊施設・観光施設)と対面調査(観光施設)によるアンケート調査を行った。(有効回答数:832)

●「観光戦略推進会議」による検討
平成29年度は本会議6回、部会4回開催。アドバイザーである(一社)DMO推進機構 代表理事の大社充氏の指導のもと、昨年度実施したインターネットアンケート調査や上記来訪者アンケート調査の分析結果を参考に、雫石町の観光振興における課題と戦略(アクションプラン)に関する検討を進めた。

●アクションプランの策定(〜3月)
平成30年度以降の雫石町観光戦略(アクションプラン)を取りまとめ、その内容を雫石町の次年度事業計画に一部反映する予定。

●観光推進体制の検討
本事業で構築した「観光戦略推進会議」の構成メンバーを中心に、今後の雫石町における観光推進体制(DMO形成)について、平成30年度以降、整備する。

[情報発信]

 

[報告書]

地域観光戦略プログラム 開催概要(PDF:1.37MB/9ページ)

東北・新潟のキラぼし by 東北活性研 Facebook

東北・新潟のキラぼし by 東北活性研 facebook

東北・新潟のキラぼし by 東北活性研 Twitter