公益財団法人 東北活性化研究センター

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平成28年度事業 【自主事業】
地域産業活性化に関する調査と企業紹介

産業活性化1次産業調査報告書地域資源活用平成28年度6次産業化

[事業目的]

東北の地域産業活性化に向けて「東北の水産業の6次化」をどのように実現させるのかについて、水産業の6次化を実施している企業を訪問し、そのビジネスモデルについて調査・研究・提言を行う。

[進め方]

東日本大震災からの東北地域産業の復興には、インフラやハードの復旧にとどまらず、経済の仕組みや政策などのソフトウェアの再構築およびイノベーションを実現する挑戦者の存在が不可欠である。

そうした背景から、東北大学と当センターと共同で「東北発水産業イノベーション・プロジェクト」を立ち上げ、検討を行っていたが、目標設定のリードタイムの相違により10月に発展的解消し、その後、独自に東北地方の水産業の調査・研究を実施した。

次の項目について調査研究を行なった。
(1)「(株)明豊」の実態調査
(2)「マルキン(銀鮭銀王)」の実態調査
(3)「桃浦かき生産者合同会社」の実態調査

[概要報告]

(1)「(株)明豊」の実態調査
(株)明豊は、平成24年に明豊漁業(株)を設立し、漁業(1次産業)に参入し、カツオやマグロの水揚げから加工(2次産業)を行うといった「水産業の6次産業化」を実施している。
さらに漁獲においては、海のエコラベル「MSC認証」を取得し、商品のブランド化や高付加価値化を進めている。

(2)「マルキン(銀鮭銀王)」の実態調査
マルキンは、女川町における銀鮭養殖のパイオニアとして、オリジナルブランドである銀鮭「銀王」を中心にトレーサビリティを含めた品質管理体制を構築し、長年培った銀鮭養殖技術を活かしながら、生産・加工・販売まで自社一貫生産で行っている。また、独自の工夫をしながら自立型の水産加工業を展開する共に、銀鮭養殖事業の「水産業の6次産業化」を推し進めている。

(3)「桃浦かき生産者合同会社」の実態調査
桃浦かき生産者合同会社は、東日本大震災後の水産業復興特区を活用して、会社が漁業権を直接付与され生産・加工・販売を一体化させる新しい養殖漁業を構築している。また、新型の牡蠣むき機器を導入するなど、イノベーションに努めている。

[情報発信]

 

[報告書]

水産業6次化への取り組み事例:

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