平成26年度事業 【自主事業】
健康増進ビジネス普及プロジェクト
[事業目的]
平成25年度事業「東北における医療・介護・生活関連産業のビジネスモデルに関する調査研究」において、官民連携による健康増進ビジネス「三方一両得モデル」の展開を提言した。三方一両得モデルの展開は東北の多くの地域において自治体の課題解決と民間事業のビジネス創出が期待できる。
本プロジェクトでは、健康増進ビジネスに取り組もうとする自治体や民間事業者への事業化に向けた支援、または健康増進ビジネスを普及するための研究会の開催などを目的とする。
[進め方]
自治体が取り組む健康増進関連施策の現状や課題を把握するため、山形県東根市、宮城県岩沼市、秋田県横手市、新潟県長岡市へのインタビュー調査を実施した。
インタビュー調査によって、自治体が抱える課題は地域性や社会資源等の違いによって異なり、政策の中核として取り組む事業は様々であることが明らかとなった。また自治体と地元民間事業者との関係性についても地域によって大きく異なり、上記モデルを前提とする支援の対象を特定することが出来なかった。
その中で秋田県横手市は健康増進施策に注力し、自治体単独であっても効果的かつ効率的な健康増進事業の展開が可能であることを示していた。そこで、地域性が異なる様々な自治体の事業推進の参考となるよう、横手市と官民連携によって健康増進事業を展開する民間事業者2者(NPO法人エンジョイスポーツクラブ魚沼、㈱つくばウエルネスリサーチ)の取り組みを紹介する研究会を開催することとした。
[概要報告]
健康増進に取り組もうとする自治体や民間事業者を対象に研究会を開催した。
健康増進事業公開研究会-官民連携による健康増進事業の推進-
日 時:
平成27年3月7日(土)13:30〜15:30
会 場:
江陽グランドホテル(仙台市)
講 師:
佐藤 学 氏(横手市健康福祉部健康推進課健康の駅係)
星 俊寛 氏(NPO法人エンジョイスポーツクラブ魚沼)
福林 孝之 氏(株式会社つくばウエルネスリサーチ)
参加者:
約40名
研究会終了後、参加者と講師が熱心に情報交換を行う姿が見られるなど、健康増進事業の推進やビジネス展開に向けたネットワーク作りの場を提供することができた。
[情報発信]
- 電気新聞 掲載(平成27年3月12日)
[報告書]
健康増進事業公開研究会~官民連携による健康増進事業の推進~開催報告(PDF:950.18KB/11ページ)