公益財団法人 東北活性化研究センター

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平成25年度事業 【自主事業】
浪江町復興支援員事業

その他震災復興平成25年度

[事業目的]

本事業では、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故で町外避難を余儀なくされ、全国に分散居住する福島県浪江町民の暮らしを支える目的で、各地域に「浪江町復興支援員」を配置し、個別訪問による状況把握、避難町民同士の交流会開催や行政情報の提供に取り組む。

[進め方]

平成24年度は山形県、千葉県でモデル的に試行し、平成25年度は、さらに新潟県、埼玉県、京都府を加えた全5地域で実施した。

この5地域で各2 ~ 4名の復興支援員を公募、採用し、当該地域の中間支援組織が支援員活動をマネジメントしながら進めた。

[概要報告]

1.復興支援員の活動
電話による近況の聞き取りや避難町民宅への個別訪問により、避難町民の生活状況の把握に努めた。また、避難町民同士をつなぐ交流会、茶会、イベントを多彩に開催している。

さらに、復興支援員の活動内容、交流会等の案内、町の情報、避難先の地域情報を随時発信するために、ブログの開設、ニュースレターの発行等を行った。

中間支援組織は、支援活動のノウハウや、当該地域の自治体や活動組織とのネットワークを活用して、復興支援員活動をサポートした。

2.「復興支援員推進会議」の開催
避難町民の現状を把握し、必要な支援は何かを学び、考え合う内容の会議を開催した。

避難が長期に及ぶことで心や体に不安を抱える人が増えてきたことから、第4回会議では、福祉サービスや心のケアの専門家を招いての研修と、具体的な対応についての意見交換を行った。

  • 第1回復興支援員推進会議 (平成25年5月20日14:00 ~ 17:00)
    グループワーク「活動目標について」
  • 第2回復興支援員推進会議 (平成25年7月10日13:30 ~ 16:30)
    グループワーク「活動計画について」
  • 第3回復興支援員推進会議 / 町内視察 (平成25年9月14日13:30 ~ 17:00)
    活動報告と意見交換「住民の現状と支援の方法」
  • 第4回復興支援員推進会議 (平成26年2月2日13:00 ~ 16:30)
    研修と意見交換「福祉サービスとの連携について」

[情報発信]

  • 復興支援員の活動については、地元新聞で多数掲載(河北新報、山形新聞、新潟日報、東京新聞、福島民報等)された。また、NHK おはよう日本(首都圏)「孤立を防げ、見守る復興支援員」(平成26年2月28日)、NHK ニュース7 (平成26年3月2日)にて、活動の様子が放送された。

[報告書]

平成25年度プロジェクト支援事業「浪江町復興支援員事業」活動記録報告書
(PDF:1.9MB/21ページ)

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