お客様とのつながりが仕事のやりがいに

高校時代に福祉の勉強がしたいと考え、ラグビー部でお世話になった監督のすすめもあり、東北福祉大学に入学したのが仙台との縁です。
実は、既に大手企業から内定をいただいていたのですが、転勤があると聞き、すばらしい仲間に恵まれた仙台を離れたくないという思いから、中小企業の合同企業説明会に参加しました。そこで顧問の方から、日本の食文化に根付いたお米を扱っていること、日本の食文化に貢献していることへのこだわりを感じ、ぜひこの会社で働いてみたいと思いました。

当社は農家からの集荷や精米、販売、飲食店やスーパーへの炊飯米の納品までを手掛けるオールライスメーカー・ナカリグループの1社です。
当社の業務の中心はお米の販売で、私は県内外のスーパーや飲食店、医療施設など既存のお客様に対するルートセールスと、新規開拓の両方を担当しています。一人ひとりの担当範囲が広く、東北はもちろん関東や関西に出張する機会もあります。
社長をはじめ、全社員が同じフロア内で仕事をしているので、職場の雰囲気が良く、スピード感をもって仕事に取り組めます。また、自分のやりたい範囲を広げていくことができ、仕事ぶりがダイレクトに評価されるのも、大手企業にはない魅力で、やりがいを感じる部分です。

当社はお客様を大事にするという理念が根付いています。私が入社した翌年に東日本大震災が起こったわけですが、震災の翌々日に車にお米を積んでお客様のところを回ったところ、私のほうが反対にお客様から水や食事をいただき、本当に助けていただきました。お客さまとの仕事や商売を超えたつながりを感じ、営業をやっていて良かったと感じました。
営業職は敬遠されてしまいがちとも言われますが、お客様によってはお米のサイズ感や精米のロッド、産地など先方のニーズに見合った商品企画を立てることもあるなど、多くの経験を積むことができます。営業の仕事を通して自分も成長できますので、興味がある方はぜひチャレンジしてほしいです。