東北6県の季節調整済鉱工業生産指数は、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年に急激に下落した後、2021年にかけて持ち直した。その後は一進一退で推移しており、2025年第1四半期は107.7となっている。
主要品目別に見ると、電子部品・デバイス工業は2020年第4四半期以降、世界的な需要拡大を背景に、上昇傾向で推移している。食料品工業はおおむね横ばいで推移している。化学・石油製品工業と輸送機械工業は上昇と下降を繰り返し、2025年第1四半期は化学・石油製品工業が114.2、輸送機械工業が121.8となっている。生産用機械工業は、2022年の半導体需要拡大により大幅に上昇した後、一旦下降したものの近年は上昇基調となり、2025年第1四半期は138.0となっている。
鉱工業生産指数(全体)の推移(2020年基準)(季節調整値)(東北6県)
資料:経済産業省「鉱工業生産指数」
(データ取得日:2025年5月22日)
鉱工業生産指数(品目別)の推移(2020年基準)(季節調整値)(東北6県)
資料:経済産業省「鉱工業生産指数」
(データ取得日:2025年5月26日)