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宮城県:岩沼市立岩沼北中学校(中学2年生 62名)
テーマ:地域食である「笹かまぼこ」の伝統・文化の継承
講 師:株式会社鐘崎

 かまぼこの支出金額が全国1位の仙台市の「笹かまぼこ」は、明治初期に獲れすぎた魚の利用と保存の為に、すり身を手のひらで叩いて成形したものが始まりで、地域の人々の「もったいない」という思いから生まれたことや、食品市場では「健康志向」「簡便志向」が高まっている中で、良質な魚肉たんぱくを手軽に摂取できるかまぼこはヘルシーフードであることなどを理解した。かまぼこの原料や製造工程(採肉・水さらし・擂潰・成形・加熱)、安心・安全に食べてもらうための工場での工夫(工場に入る前の手洗いの様子や、使用する手袋をピンクと青に分けるなど)について、動画や写真を交えながら学習した。地元企業の役割として、地域課題と向き合うことや、未利用魚を活用した商品開発を行い、海の豊かさや魚食文化を未来につなげるための取り組みについても話を伺った。

感想

  • かまぼこの歴史や「笹かまぼこ」の由来について学び、普段、私たちが何気なく食べているかまぼこにも、歴史や工夫があることを知りました。ただ魚のすり身を成形するのではなく、塩を入れるとぷりぷりになるということを、塩を入れる前と入れた後のすり身をさわって体感できました。塩の有無で食感が変化することに驚きました。
  • 「笹かまぼこ」は宮城の名産品ぐらいしか思っていなかったけど、笹かまぼこの歴史やおいしい食べ方を知ることができました。焼いて作ることで香ばしさが出ることや、形にも意味があることを知って、とても興味をもちました。
  • 普段、何気なく食べているかまぼこにも、手間や工夫がたくさん詰まっていることを改めて感じました。衛生管理や保存方法について学び、食品作りの大切さを実感しました。
  • 日によって温度や湿度が違うので、それに合わせて作り方を変えているという工夫を知り、かまぼこを作ることはとても大変なんだなと思いました。
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