東北圏オンリーワン企業紹介

有限会社テクノ・キャスト

外科手術練習用模型で医療事故軽減 従来の生体模型にはなかった感触・官能を再現

外観写真
所在地 宮城県大崎市古川稲葉字前田3-10
設 立 平成3年9月
資本金 700万円
代表者 柴田 幸彦
従業員 9名
電話番号 0229-22-3141
URL http://www.tecno-cast.jp/

企業紹介

  • 「手で作る医療」をモットーに、「医療への貢献」を経営の理念に掲げ、歯科技工業所として設立して以来、主に義歯等を製造。
  • 2005年からは、京都大学再生医科学研究所(堤定美教授・現日本大学特任教綬)及び東北大学流体科学研究所(太田信准教授)との産学連携による共同研究に取り組み、吸水性がある合成樹脂のPVA(ポリビニルアルコール)を使用した模擬粘膜とアクリル樹脂・おが粉で作成した模造骨を組み合わせ、人体に酷似した触感・質感・形状を兼ね備えた、外科手術練習用口腔模型の開発に成功。
  • 口腔以外の外科手術練習用として血管や骨、眼球などの模型を開発したほか、病変した心臓や腎臓の模型を開発中。

事業・商品の概要

口腔模型 眼球模型 臓器模型
【サージカルトレーニングモデルEXSURG】
  • 口腔モデル…従来の模型にはなかった骨膜を再現。これにより切開・縫合だけでなく、粘膜剥離までリアルなトレーニングが可能。
  • 顎骨モデル…皮質骨と海面骨の二層構造を持ち、ドリリングやフィクスチャー埋入時のほか、粘膜・骨膜を装着した場合は剥離のトレーニングが生体に近似した感覚で行なえる。
  • 静脈血管モデル…同口径の端々吻合、口径差のある端々吻合、端側吻合がめくり裂けずに可能。
  • 腸管モデル…触診、切開・吻合などの手術用トレーニングモデルとして開発。外壁、内壁の二層構造で、生体の腸管、直腸に感触が近似。
  • 眼球モデル…白内障手術等にも対応した外科トレーニングモデル。手術に必要な部位(角膜、強膜、水晶体、前のう等)を再現。実際のオペ同様の器具を使用し、前のう切開などの外科トレーニングが可能。

企業の将来像

  • 「EXSURG」の口腔模型は、数多くのトレーニングをこなす必要がある学生が何度も使用できるように、粘膜部分の張替えが可能な改良品を開発。併せて、骨部分に用いるおがくずとの混合物として、環境にもとても優しい素材の研究開発も進める。
  • 血管系疾患の医療技術向上に資するため、神戸大学医学部付属病院や宮城県産業技術総合センターなどと、現場で求められている高機能トレーニング用血管としての「三次元造形技術による疑似血管モデル」の開発に取り組み、商品化(三次元造形装置を含む量産形装置を含む量産方法の確立)を検討中。
  • 「EXSURG」の応用可能性は広がっており、生体親和性材料を用いた医療模型・器具の開発及び商品化により、歯科分野にとどまらず医療全体における国内外の市場ニーズに対応できるよう拡大を図る。

新事業・新商品開発可能性※システム・インテグレーション株式会社の監修による。

いま見えている姿■ 医療機械器具製造業:実験用の骨/手術用ドリル向けネジ/製造会社向け頭蓋骨 学術研究機関:外科手術練習用各種模型/再生医療の素材としての模型 大工工事:工務店等向け模型製造,材料としてのおがくず さらなる広がり■ 飲食料品製造業:魚介類の生体・臓器模型,調理人や流通業者の教育研修で使う模型を提供 医療機械器具製造業:リアル臓器,アクチュエータ(動力機)を搭載、本物のように動く臓器などの生体模型

知的財産(主な特許・ノウハウ・ライセンスなど)

特許出願中
  • 三次元粘弾性構造体製造装置及び製造方法(特開2011-253060)/学校法人日本大学との共同出願
  • 骨模型(特開2008-250004)/国立大学法人東北大学との共同出願
  • 生体模型のための粘膜材(特開2007-316434)/株式会社東北テクノアーチとの共同出願
商標
  • EXSURG./エクサージ(登録第5148823号)

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