東北圏オンリーワン企業紹介

株式会社カルイ

樹木粉砕機を国内で初めて開発 自然環境と共存したものづくりをめざす

外観写真
所在地 山形県山形市鋳物町46-1
設 立 昭和35年4月(創業大正5年)
資本金 1,000万円
代表者 髙橋 和成
従業員 20名
電話番号 023-645-5710
URL http://www.karui.co.jp/
http://funsaiki.com/

企業紹介

  • 山形県の誘致企業第1号として1939年に愛媛県から移転。創業当時は石油発動機を主に製造していたが、1960年代~70年代にかけて農業用ポンプの製造へとシフト。
  • 一方、剪定枝の処理に頭を悩ます果樹農家や造園業者の声を踏まえ、有機農業の先駆者である大平農園(東京都世田谷区)の協力のもと、1975年に国内初の樹木粉砕機「カルイチプスター」を開発。1997年の京都議定書によりCO2の排出規制が強化されたのを機に、焼却処理の代替として粉砕機が注目を集め、国内で多くのシェアを獲得。
  • また、「カルイチプスター」の改良型で、生ごみを粉砕して有機肥料に活用する「リサイクルクラッシャー」を製造するなど、常に顧客の声に耳を傾け、用途に応じた製品の開発・改良・高度化に取り組んでいる。

事業・商品の概要

樹木粉砕機/キャナステンポンプ
【樹木粉砕機】
  • 粉砕物(庭木、果樹、竹等)や粉砕方式(ナイフ式、ハンマー式等)、移動タイプ(自走式、手押式等)に応じて、小型から大型まで20数種類の製品をラインナップ。
  • 粉砕するチップは最大150mm径の枝まで処理が可能。容量は7割近く圧縮され、処分費用の削減に寄与するだけでなく、有機肥料やマルチング材、植え込み樹木根元の雑草抑止材、土壌改良材、遊歩道などのチップ舗装等、広範な用途に活用できる。
【農業用ポンプ】
  • オープンタイプの羽根車を使用した独自設計により、高水圧から低水圧まで可能とした。また、レンコン掘りや農業用ハウスの潅水、融雪用、散水車の給水など幅広い用途に使われ、汎用性が高い。
  • 主力商品のキャナルポンプは、1965年の販売開始以来、累計販売実績が50万台を突破し、多くのユーザーから支持を得る。

企業の将来像

  • これまで培ってきた小型樹木粉砕機のノウハウを生かし、今後需要が見込まれる中型樹木粉砕機の新規開発に取り組み、市場獲得をねらう。
  • これからも環境に負荷を与えない自然と共存できる製品の開発を推進するとともに、行政との連携等を通じて地域との密着をより深め、全国はもとより山形県をはじめとする東北地方の農家等に向け、樹木粉砕機のさらなる普及をめざす。

新事業・新商品開発可能性※システム・インテグレーション株式会社の監修による。

いま見えている姿■ 産業用機械製造業/汎用性の高い農業用ポンプの製造 樹木粉砕機を開発以来、現在の主力商品に。ブロアを取り付けた機種など、改良版も多く開発・製造する バイオ・生体適合材料製造業/生ごみを粉砕して有機肥料に活用する機械も製造 さらなる広がり■ 建設機械鉱工業用機械製造業/水圧アクチュエータ キャナルポンプを使い、水圧で駆動するアクチュエータ。石炭坑内や建築現場など、油圧装置が使えないところで使える プラスチック成形材加工製品製造業:産業用機械製造業/エンジニアリングプラスチック粉砕機 塗料に混入して使うエンプラの粉砕装置。エンジニアリングプラスチックを微粉化する。 電気、水道、ガス業:バイオ・生体適合材料製造業:再生資源卸小売業/バイオガスプラント用粉砕機 食品残渣や木質材料を微粉化して発酵させ、バイオガスを発生するプラントで使う微粉砕装置

知的財産(主な特許・ノウハウ・ライセンスなど)

特許出願中
  • 樹木粉砕機の送りローラー(特開2014-058043)
  • 樹木粉砕機(特開2014-058044)
商標
  • カルイチプスター(登録第1544019号)
  • チプスター粉砕防除機(登録第4313043号)
  • キャナステン(登録第5178317号)
表彰・受賞歴
  • 平成11年度東北地方発明表彰「発明奨励賞」
  • きらやか銀行産業振興基金「第26回きらやか産業賞」

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