東北圏オンリーワン企業紹介

株式会社WELCON

微細拡散接合技術で熱対策部品を大幅に小型化

外観写真
所在地 新潟県新潟市秋葉区矢代田15-1
設 立 平成18年7月
資本金 9,750万円
代表者 鈴木 裕
従業員 30名
電話番号 0250-38-1900
URL http://www.welcon.co.jp/

企業紹介

  • 同社は、ブラウン管製造装置メーカーの事業縮小にともない、新たな分野に取り組んだ技術開発部門が独立して創業。
  • 拡散接合の分野で国内屈指の技術力を有し、従来の工法では困難または不可能な微細構造を持つ3D構造体を実現。これをもとに、熱流体設計にもとづく種々の製品(マイクロチャンネル熱交換器や水冷ヒートシンク、低熱膨張高熱伝導材、極薄板型ヒートパイプ等)を開発。
  • 自社開発の接合装置とプロセスエンジニアリングを基盤に、基礎研究から企画提案、デバイスの開発、量産までを一貫して行う。

事業・商品の概要

フランジ型マイクロチャンネル熱交換器 水素ステーション向けマイクロチャンネル熱交換器 低熱膨張高熱伝導材の内部構成 [コア]面に垂直な方向へ熱を伝えやすくするための形状体です。[コアプレート]面内の熱膨張率を抑えるためのプレートです。
【マイクロチャンネル熱交換器(WEL-Cool)】
  • 微細な穴が空いた薄板を拡散接合することにより、1本の流路断面が1μm~1mmのマイクロチャンネル構造を形成。
  • 従来の熱交換器に比べ、伝熱面密度(熱交換の体積に対する伝熱面積)の大幅な向上と圧力損失の抑制による小型化を実現。また、冷媒の使用量を減らせ、コスト削減にも貢献。
  • 2013年度からは、水素ステーションで使用する高圧水素に利用可能な熱交換器(WEL-CoolH2A)を市場投入。
【低熱膨張高熱伝導材(Wel-Therm)】
  • 異なる素材を拡散接合することにより、高熱伝導率と低熱膨張係数を高いバランスで両立させた複合材料。
  • 熱伝導コア径、配置密度、総厚などすべて自由設計が可能。
    また、全金属製のため高い靭性を確保。
  • タングステンやモリブデンなどの希少金属を全く使用せず、低コストで少量多品種生産が可能。

企業の将来像

  • 拡散接合技術を利用し、従来の機械加工では為し得なかった3D中空構造体を企画から量産まで対応するとともに、マイクロチャンネルを基礎とした高耐圧、高密度、ハイパフォーマンスのデバイスを提供し、省エネ・省スペース化を推進する。
  • 最先端の学会、業界、企業からの課題の実現には困難も伴うが、造る(創る)人、使う人が共に喜び、在ってよかったと思われる企業をめざす。

新事業・新商品開発可能性※システム・インテグレーション株式会社の監修による。

いま見えている姿■ 産業用機械製造業/精密機械分析機器理化学機械製造業/真空機器製造を基にした、国内有数の拡散接合技術による熱流体設計製品の企画開発から量産 (マイクロチャンネル熱交換器、水冷ヒートシンク、低熱膨張高熱伝導材、極薄板型ヒートパイプ等) さらなる広がり■ 電子装置、電子部品製造業/通信機器、信号装置製造業/吸熱発電モジュール熱発電素子の吸熱特性を活かした吸熱発電モジュール/熱発電モジュールマイクロチャンネル構造に内蔵する熱発電素子:機械部品(バルブ、軸受、ネジ等)製造業/熱アクチュエーター膨張係数が異なる異種金属を拡散接合し膨張変形を利用したアクチュエーター:機械部品(バルブ、軸受、ネジ等)製造業/マイクロミキシングノズルマイクロチャンネル構造の微細構造を利用するミキシングノズル:精密機械分析機器理化学機械製造業/ループ型ヒートパイプ
マイクロチャンネル熱交換器構造を利用するループ型ヒートパイプ:飲食料品製造業/医薬品製造業/湿式粉砕装置マイクロチャンネル構造の流路を利用する爆砕装置

知的財産(主な特許・ノウハウ・ライセンスなど)

特許出願中・特許
  • プローブ装置(特開2015-015419)
  • 蒸気インジェクタおよびヒートポンプ装置(特開2014-218939)
  • ヒートパイプ(特開2014-163615)
  • 容器(特許第5613257号)
  • 熱伝導複合材及びその製造方法(特許第5292556号)
  • ベーパチャンバ(特許第5180385号)
商標
  • WEL-Cool(登録第5660988号)
  • WEL-HeatRibbon(登録第5660989号)
  • Wel-Therm(登録第5382233号)
表彰・受賞歴
  • 日本機械学会賞「優秀製品賞」(2013年度)
  • 日本塑性加工学会「三井精密技術賞」(2010年度)

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